【嘘】初めまして。筑波大学カメラ部です。

1月 23, 2026 電通Blog

こんにちは。JR1ZTTです。

最近のブログは元部長のカメラ談義に染まってしまいましたので、今後我々は表題の通り「筑波大学カメラ部」として活動させていただきたいと思います。(*1)

さて、嘘を吐くのもここまでにして、さすがに今週は無線の記事を書きたいと思います。

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皆さん、ダイポールアンテナ、好きですよね。安くて自作も楽で性能は抜群。大学生の強い味方です。

そのダイポールアンテナに欠かせないのがバランです。(*2)本来仲の悪い、同軸ケーブル(不平衡)とダイポールアンテナ(平衡)の仲を取り持ってくれる便利なヤツです。自作するのも簡単らしいですが、既製品が数多く販売されています。

JR1ZTTで主に使用しているのはCometのCBL-2500というモデルです。

コンテストでは最大1kWを入力するので、耐圧が2.5kW(PEP)あればひとまず安心ですね。何年もノーメンテで雨風にさらしている個体もありますが、特に壊れたという話も聞きません。

一方、筆者が個人局で使用しているのは、Diamondブランド(第一電波工業)のバランです。

Diamondのバランは2機種存在し、ローバンド特化(1.7~40MHz)で耐圧が1.2kW PEPのBU-50Aと50MHz対応(3~75MHz)で耐圧が500W PEPのBU-55です。どちらも同クラスのコメットの製品よりも安価でコンパクトなのが嬉しいところです。メルカリ等フリマサイトで2000円くらいから購入できます。

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ダイポールアンテナの調整って面倒くさいですよね。SWRを何度も測ったり、なんともエレメントをカットしたり、切りすぎてしまったり…。今回はそんなトラブルの無くなる便利な方法をご紹介します。

1/2波長ワイヤーダイポールアンテナのワイヤー長は、目標とする周波数の波長を2で割ることで求められます(*3)(*4) (*5

仮に 7,050kHz を目的周波数としたとき、

300 ÷ 7.05 × 1/2 ≃ 21.28

ですから、片側のエレメントは約 10.64m となります。

実際にこの長さのワイヤーをバランに接続して共振周波数を測定したところ、仮に 7000kHz に共振したとしましょう。共振周波数が目的周波数よりも低い場合は、当然アンテナエレメントを短くする必要があります。(*6)

それでは、エレメントは何cmカットすればいいのでしょうか。これを求める方法があります。

まずは、目的周波数と共振周波数の偏差が目的周波数の何パーセントなのかを求めます。


100 × ( 7050 – 7000 ) / 7050 = 0.709 [%]



この計算から、現在のエレメント長よりも 0.709% 短くすれば目的周波数( 7,050kHz )に共振することがわかりました。よって、カットするエレメントの長さは



10.64 [m] × 0.00709 ≃ 0.076 [m] = 76 [mm]



より左右のエレメントを75mmずつカットすればよいわけです。



筆者はこの計算方法を教わって使用するようになり、ダイポールの調整は1回か2回のカット(ないしは延長)で済んでいますし、切りすぎることもほとんどありません。



本当は秘伝の方法としてナイショにしたいところですが、便利ですので皆さんぜひ試してみてください。(*7)



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尺はこれくらいでちょうどいいですかね?それではまたお会いしましょう。73

*1: アマチュア無線よりは幾分かは楽しそうです。

*2: 筆者個人的には使わないときもありますが。

*3: 実際は、左右のエレメント合計で1/2λですので、片側のエレメントはそれぞれ1/4λになります。

*4: 波長の求め方はさすがに大丈夫ですよね…?

*5: 厳密には、エレメントの波長短縮率 0.96 を掛ける必要がありますが、特にダイポールアンテナを地上高が波長よりも低い場所に架設する場合や逆V字に架設する場合、地面の影響を強く受けて高い周波数に共振することが多いですし、エレメントは長めに作っておいた方が調整時に安心です。

*6: エレメントを短くする際、ニッパなどでカットしてしまっても構いませんが、筆者は、カットではなく折り曲げる方法をお勧めします。カットはあまりにも折り曲げ長が長いときの最終手段です。

*7: 式の書き方などに突っ込みどころがあるかもしれませんが、非理系が書いているのでご容赦ください。