月: 2026年1月

【嘘】初めまして。筑波大学カメラ部です。

こんにちは。JR1ZTTです。

最近のブログは元部長のカメラ談義に染まってしまいましたので、今後我々は表題の通り「筑波大学カメラ部」として活動させていただきたいと思います。(*1)

さて、嘘を吐くのもここまでにして、さすがに今週は無線の記事を書きたいと思います。

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皆さん、ダイポールアンテナ、好きですよね。安くて自作も楽で性能は抜群。大学生の強い味方です。

そのダイポールアンテナに欠かせないのがバランです。(*2)本来仲の悪い、同軸ケーブル(不平衡)とダイポールアンテナ(平衡)の仲を取り持ってくれる便利なヤツです。自作するのも簡単らしいですが、既製品が数多く販売されています。

JR1ZTTで主に使用しているのはCometのCBL-2500というモデルです。

コンテストでは最大1kWを入力するので、耐圧が2.5kW(PEP)あればひとまず安心ですね。何年もノーメンテで雨風にさらしている個体もありますが、特に壊れたという話も聞きません。

一方、筆者が個人局で使用しているのは、Diamondブランド(第一電波工業)のバランです。

Diamondのバランは2機種存在し、ローバンド特化(1.7~40MHz)で耐圧が1.2kW PEPのBU-50Aと50MHz対応(3~75MHz)で耐圧が500W PEPのBU-55です。どちらも同クラスのコメットの製品よりも安価でコンパクトなのが嬉しいところです。メルカリ等フリマサイトで2000円くらいから購入できます。

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ダイポールアンテナの調整って面倒くさいですよね。SWRを何度も測ったり、なんともエレメントをカットしたり、切りすぎてしまったり…。今回はそんなトラブルの無くなる便利な方法をご紹介します。

1/2波長ワイヤーダイポールアンテナのワイヤー長は、目標とする周波数の波長を2で割ることで求められます(*3)(*4) (*5

仮に 7,050kHz を目的周波数としたとき、

300 ÷ 7.05 × 1/2 ≃ 21.28

ですから、片側のエレメントは約 10.64m となります。

実際にこの長さのワイヤーをバランに接続して共振周波数を測定したところ、仮に 7000kHz に共振したとしましょう。共振周波数が目的周波数よりも低い場合は、当然アンテナエレメントを短くする必要があります。(*6)

それでは、エレメントは何cmカットすればいいのでしょうか。これを求める方法があります。

まずは、目的周波数と共振周波数の偏差が目的周波数の何パーセントなのかを求めます。


100 × ( 7050 – 7000 ) / 7050 = 0.709 [%]



この計算から、現在のエレメント長よりも 0.709% 短くすれば目的周波数( 7,050kHz )に共振することがわかりました。よって、カットするエレメントの長さは



10.64 [m] × 0.00709 ≃ 0.076 [m] = 76 [mm]



より左右のエレメントを75mmずつカットすればよいわけです。



筆者はこの計算方法を教わって使用するようになり、ダイポールの調整は1回か2回のカット(ないしは延長)で済んでいますし、切りすぎることもほとんどありません。



本当は秘伝の方法としてナイショにしたいところですが、便利ですので皆さんぜひ試してみてください。(*7)



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尺はこれくらいでちょうどいいですかね?それではまたお会いしましょう。73

*1: アマチュア無線よりは幾分かは楽しそうです。

*2: 筆者個人的には使わないときもありますが。

*3: 実際は、左右のエレメント合計で1/2λですので、片側のエレメントはそれぞれ1/4λになります。

*4: 波長の求め方はさすがに大丈夫ですよね…?

*5: 厳密には、エレメントの波長短縮率 0.96 を掛ける必要がありますが、特にダイポールアンテナを地上高が波長よりも低い場所に架設する場合や逆V字に架設する場合、地面の影響を強く受けて高い周波数に共振することが多いですし、エレメントは長めに作っておいた方が調整時に安心です。

*6: エレメントを短くする際、ニッパなどでカットしてしまっても構いませんが、筆者は、カットではなく折り曲げる方法をお勧めします。カットはあまりにも折り曲げ長が長いときの最終手段です。

*7: 式の書き方などに突っ込みどころがあるかもしれませんが、非理系が書いているのでご容赦ください。

OLYMPUS OMD EM10 MarkIVのレビュー

こんにちは JR1ZTTのJJ1LWCです。前回は約20年前のカメラのレビューを書き、これで一眼カメラを買わずに済むなどと書きましたが、本日は、私が新しく購入したミラーレス一眼の感想となります。

 

OLYMPUS OMD EM10 MarkIV(以下、今回購入したカメラ)とはなにかといいますと、OLYMPUS(現OM SYSTEM)が販売するエントリー機の一角です。マイクロフォーサーズと呼ばれる比較的小型のセンサーを採用し、軽量で持ち出しやすく、価格も手頃で、更に強力なセンサーシフト式手ぶれ補正を搭載しています。

 

では購入に至った経緯を書いていきます。前回の記事を書いた時点では、写真は今後もEOS-Digital-Nを使用し、夜間と動画はOSMO Action 4というアクションカメラを使用するつもりでいました。しかし、筆者が行う撮影行為を分析してみると、約七割が動画、さらに約半分が夜であり、さらに、旅行先で動画を取りまくっても見ることが難しいため、これは排除するべき悪癖であると考えました。また、アクションカメラも20年前の一眼レフに対してアドバンテージがある程度で、現代の小型ミラーレスのほうが、よりきれいな画がとれるという考えに至りました。筆者の予算ではAPS-Cやフルサイズといった大きめのサイズのセンサーを搭載したカメラは、どれほど頑張っても交換用のレンズが買えないだろうと考え、マイクロフォーサーズという小さめのサイズのセンサーを搭載したカメラを購入することに決めました。

 

こちらが今回購入したカメラに付属レンズの一つを装着した様子です。頑張れば月も取れるほどの望遠レンズながらコンパクトに纏まっています。価格は標準ズームレンズと望遠ズームレンズの合計2本付き、展示品値切りありで105000円と現代のミラーレスカメラでは安めとなっています。ではここからこのカメラの様々なところについて記述していきます。

このカメラにはEVF(Electric View Finder)が搭載されており、ファインダーを覗く事による素敵な撮影体験が可能です。また、20年前のカメラに搭載されたOVF(Optical View Finder)と異なり、構図やピントの確認にとどまらず、明るさや色味などの情報も得ることができます。欠点として、この機能がついているカメラは電源投入時にとんでもない電力を消費し続けるといわれています。

このカメラの暗所性能は、スマホとは一線を画すほどよいと感じています。イーアスで取った写真を乗せます。

これらの写真は暗い環境にもかかわらず、LEDのツブツブも、看板の色もきれいに写っています。おまけにノイズもそんなに出ていません。

このカメラには5軸4.5段相当のボディ内センサーシフト式手ぶれ補正が搭載されています。5軸とは角度ブレ2軸、平行移動2軸、回転1軸のブレを抑制するという意味で、4.5段とは、シャッタースピードをそれだけ下げられますよと言う意味だそうです。シャッタースピードを4.5段下げると、露光時間は約22.6倍になりますので、手持ちで60分の1秒をブラさずに撮ることができる人なら、きっと3分の1秒でもブラさずに撮ることができる。というレベルであると思われます。実際に、そのぐらいの露光時間でも手持ちできれいに撮れたので、おそらく嘘ではないでしょう。

ここからは、付属していた2本のキットレンズについて、レビューしていきます。まず、電動のパンケーキ型標準ズームレンズは、開放F値が3.5とやや暗いものの、先程のような写真を撮れるだけのポテンシャルを持ち合わせているので、そんなに悪くないと思います。しかし、なんと購入後一週間で故障してしまいました。調べたところによると、数百回の通電で内部の基板が引きちぎれるとのことで、展示品であったこともあり、寿命がほとんど消費されていたようです。購入店舗に持っていったところ、展示品でも流石に保証は効くが、新品在庫はないので、修理に出し、いつ返ってくるかがわからないそう。悲しい。望遠ズームレンズについては、一万円ほどのアップチャージで付属する上に、換算300mmの望遠性能があります。これにより、月すらもある程度きれいに撮影することができます。しかし、やや解像力が弱く、特に望遠端では、同じ画角になるまでスマホで近寄って撮ったほうがきれいに写るレベルです。これでは、鳥や月などの、本当に近寄れない被写体以外では効力を発揮しません。

最後になりますが、このカメラは小さく持ち運びやすく、写りも良いため、手軽に使えるカメラとしてはかなりいいと思います。しかし、キットレンズの耐久性にかなり不安があるので、別売のレンズをなにか一つ買っておくといいかもしれません。(私の手元には今25mm(換算50mm)単焦点とか買わないと標準域のレンズがない!!)ボディ本体は動画をきれいな音声付きで取ろうとしなければかなりいと思いますので、お求めはお早めに(廃盤になったので、もうすぐ新品在庫がなくなります。)

以上、カメラのレビューでした。それではまた。