FT8トランシーバーをつくる(2)
FT8トランシーバーをつくる(2)
実装の続き
前回の記事 の続きから、水晶やリレー、キャパシタ、コネクタ等を実装していきます。
概ねのコンポーネントが実装できました。クリスタルフィルターがカッコいいですね。
一部ハンダが飛んでしまった箇所があるので、後でハンダシュッ太郎で直します。
とりあえず10Vで電源を流してスイッチを入れてみると、リレーの「カチッ」という音がしました。
後にLEDを付けて改めて電源をつけると、赤く点灯するのを確認できました!
カッコいい。。。
局部発振の確認
マニュアルによると、スイッチを入れるとC21から局部発振が確認できるようです。
部室にあったレトロなオシロスコープを引っ張り出し、波形を確認します。
30分ほどオシロの設定と格闘した後、ようやくキレイな波形が見えました!
7.074MHzに発振する場所なので、周期に変換すると約0.14usです。オシロの目盛を0.1us/divに設定してあるので、写真から見るに概ね合っていそうです。これは嬉しい。
しかし、正確な周波数はこのオシロではわからないので、後日より精度の高いもので計測します。
局部発振の調整
発振周波数まで計測してくれるオシロで改めて計測します。
結果、7.07317MHzと、目標周波数にかなり近い結果が得られました。
オシロを睨みながらC46のバリコンを微調整し、7.074MHzに調整していきます。
ドンピシャです。
VOX回路の確認
J2に2000Hzの正弦波信号を入力するとリレースイッチがオンになるようなので、試します。
ファンクションジェネレータで2KHz, 150mVの波を作り、J2に入力します。
無事スイッチが入り、LEDが赤から緑に変わりました!
途中ファンクションジェネレータのグラウンドを無線機に繋ぐのを忘れて、しばらくウンウン唸ってたのは秘密です。
ちなみにこれ、どのくらいの周波数なら動作するのか気になって軽く試してみたところ、1KHz~2MHzまでは動作しました。低周波がコンデンサでフィルタされてしまうのはなんとなく分かるのですが、高周波はどこの部分がフィルタになっているんだろうなぁと気になりました。
トロイダルコイルの制作
マニュアルにあった動画を参考に、サクサクと巻いていきます。
巻数が比較的少なかったので、あっさりと完成しました。
足がいっぱい生えているトロイダルコイルについて、極性があるのか?という疑問が生じ、しばらく考えていたら時間が来てしまいました。(多分ない)
これをつけたらほぼ完成なので、来月以内くらいにはできそうだなぁという感じです。